老親と700キロ離れた一人っ子に起きたリアル(莉音)

一人っ子、遠方の両親が同時に倒れた。終末期医療・介護・死後事務・成年後見・「負」動産処分など。精神面や金銭面の話も書いていきます。時々脱線。どなたかの心に届きますように…

葬儀

供花で無職がバレていた?

#62 供花で無職がバレていた?父の妹が亡くなったとき その長男から連絡があった そして「お花はどうしますか?」と 彼とは50年以上連絡をとってない 音信不通だったどうしますか?と言われたら 「では1万円のを手配して」というしかない 父は寝たきりで葬…

骨壺、重くて運べない

ここで小休止。 骨壺、軽く小さくならないだろうか。 または大きさを選べないだろうか。世の中、高齢化を通り越して、超高齢社会。 遺族だって高齢化。また、力持ちの遺族が居るとは限らない。母の骨壺。 大きくて、重たくて、私では運べなかった。 少し持っ…

母の死を知らない父

翌日は告別式。 泣いてばかりはいられない。 喪主としてしっかり挨拶しなくては、母に笑われる。「母の話をさせてください・・・」若いころ、非常に優秀な教員だったこと、 母にとっては、あのままC市に居たほうが、 教員として素晴らしいキャリアが積めてい…

通夜の奇跡 #折り紙から伝わる思い

お通夜が始まった。「お子さんは沢山食べるんです」葬儀社の方に打ち合わせの際にこう言われた。 通夜振る舞いの話だ。私もこの土地に住んでいた時に、 どなたかのお通夜には参列したかもしれない。 でも、別室で通夜振る舞いを頂いた覚えはない。そんな習慣…

夜中のお迎え

このブログは「感謝の最期」の続きです。 prodigykerokero.hatenablog.com もう日付は変わろうとしていた。 長い夜はまだ終わらない。「なにか着せたい服がありますか?」3日前に倒れた人に死装束なんて用意する余裕なんかない。 入院患者の着る着衣から着替…