老親と700キロ離れた一人っ子に起きたリアル(莉音)

一人っ子、遠方の両親が同時に倒れた。終末期医療・介護・死後事務・成年後見・「負」動産処分など。精神面や金銭面の話も書いていきます。時々脱線。どなたかの心に届きますように…

ASD モラハラ

父が命懸けで「行くな!」と教えてくれた

#61 父が命懸けで「行くな!」と教えてくれた「介護は親が最後に命を懸けてやる子育て」 こんな言葉を聞いたことがあるある日、父の主治医から電話が「炎症の度合いを表す値が 物凄く高い。重症の肺炎です 何が起こるかわかりません 何かあればすぐに電話し…

療養病床は儲からない?・1

#58 療養病床は儲からない?・1胃ろう、気管切開、半身まひ、話は出来ない・・・ 寝たきりの父の介護看病をするまで 病院に「種類」があるとは よくわかっていなかった配偶者には、私が 急性期の総合病院では父のような患者は 受け入れて貰えない理由も説明…

寛容さを考える・最期まで寄り添ってくれた看護師さん・2

#57 寛容さを考える・最期まで寄り添ってくれた看護師さん・2prodigykerokero.hatenablog.com つづきです眼を真っ赤にして泣きながら 看護師さんに 「すみません」と言われたのはきっと 「私が早く連絡していれば、一人娘のお嬢様が 看取る事ができたのに・…

辻褄が合わない会話をする人や「東大話法」で論破しようとする人・2

つづきです prodigykerokero.hatenablog.comこの傾向が強い人 日常生活にも潜んでいます。 どうやらこのようなアスペルガー傾向が強い人は優しい人を見つけるのが上手 と、カサンドラ症候群に陥っている女性から聞きました。 なるほどなぁ・・・またこの傾向…

辻褄が合わない会話をする人や「東大話法」で論破しようとする人・1

#55 辻褄が合わない会話をする人や「東大話法」で論破しようとする人・1ちょっと小休止。 看護師さんとのやり取りを思い出していたら 配偶者のASDっぽい思考回路での返答を 思い出してしまった。あれは母が心臓を押さえて倒れて 大きな病院のCCUに運ばれたと…

寛容さを考える・最期まで寄り添ってくれた看護師さん 1

#54 寛容さを考える・最期まで寄り添ってくれた看護師さん 1前回のつづきです。 私の初回のブログの話、父を看取った日のお話です。 prodigykerokero.hatenablog.com 「あのぉ・・・何時にこちらに来られますか?」と 遠慮がちに看護師さんに聞かれる。ああ…

リアルな支えの意義

#49 やっぱりリアルでしか、限界時の心は満たされないのかもしれない一番見せたくないところを見せないといけないのが 「家族」なのではないか。いや、血のつながりはないけど 縁あって「家族」となったら 見ざるを得ないのが家族ではないだろうか。それを見…

親の住まいの後始末と心の整理

#48 心の傷口に塩を塗られながらも・・・とにかくやる事が次々にやってくるのだ。 人が死ぬと108の手続きがあると言われている。 私は全て一人で背負う事はわかっていた。だから、そのような事に関する書籍も購入して 備えることはしていた。親がこうなる前…

発達障害との向き合い方:心の傷は一生治らない

#44 これは早く気づくべきだった?ちょっと小休止。 最近、友人Aさんと話していると その方の関わる組織に、 とても高圧的で、 自分だけのおかしな理論を持ち出して 論破しようとする圧力をかけて、攻撃をしてきたり、 人により態度を変える人がいると。別の…

心の弱さと攻撃性:ASDとの関連

#34あまりにもひどい言葉を投げかけられて 身も心もボロボロだった。葬儀の時、遠くに住む母のいとこが 「私は、もう退職しているから、 片付けとか手伝いに行けるよ」この言葉に甘える事にした。なぜならば、 「お前のお母さんは、 ボランティアばかりやっ…

他人を非難する事と自己の無力

#33両親の住んでいたマンションは賃貸。 早く空っぽにしないと家賃だけがかかる。母は生前、青少年育成会関係のボランティアや 小中学校のカウンセラー(おそらくボランティア) その他、有償無償のボランティアをやっていた。これらをやりながら、 有償の…

涙と祈り

#29#27の続きです。 prodigykerokero.hatenablog.com 悲劇の連鎖 - 父の病気、母の死、そして納骨の旅 - 老親と700キロ離れた一人っ子に起きたリアル(莉音) (hatenablog.com)あらかじめソーシャルワーカーのSさんには、 12/15にC市へ納骨に行きますと告げ…

困難な状況下での病院交渉

#24こんな時に、最初から否定や非難で きつい口調で追い立てられるのは辛すぎる。「うちの近所の大病院では、受け入れて貰えないのか? ほら、今から電話しろ!」と 脅すように言われた。言うだけでなく、もう彼は 私の両親が住んでいたマンションの部屋に…

心理的安全性のある友人たちのサポート

母の葬儀から8日後、 どうしてもやることがあり、自宅のあるB市に戻った。 もう既に精神的にも肉体的にも限界であったが・・・母の死後事務をやる人 父の面倒を看る人 親の住むマンションの後始末をする人は私しかいない、この気持ちのみで生きていた。友人…

真心のとどかぬ壁

「一人っ子が一番辛いのは、 親の死に一人で向き合わないといけないことだよ」 人生の先輩に言われた言葉、その通りだった。母の急逝、意識の戻らぬ父、そして夫の暴言・・・ これらに一人で向き合わないといけなかった。 一番近い人に、一番寄り添って欲し…

心配と分岐点

ただ、パートナーが失業中だったので、休みやすかったのは不幸中の幸い。 おかげで、私の喪服や着替えを持ってきてもらう事ができたことには感謝したい。母がいよいよ危ないとの電話を受けて、両親が入院している病院に一緒に行く。 父の意識はまだ戻らない…

器の大きさ

今回のブログは、この話 喪失と孤独 - 老親と700キロ離れた一人っ子に起きたリアル(莉音) (hatenablog.com) prodigykerokero.hatenablog.com「喪失と孤独」の続きです。こんな時だから、「批判も批評もしないで欲しい」と言ったのに、それなのに・・・「な…