老親と700キロ離れた一人っ子に起きたリアル(莉音)

一人っ子、遠方の両親が同時に倒れた。終末期医療・介護・死後事務・成年後見・「負」動産処分など。精神面や金銭面の話も書いていきます。時々脱線。どなたかの心に届きますように…

父の後見人になるための書類は分厚い

#70 後見人になるための書類は分厚い

つづきです
prodigykerokero.hatenablog.com


「A市の家裁ってどこにあるんだろう?」
母が倒れた時
救急外来に駆けつけてくれた
ボランティア仲間のOさんと
そんな話をしていると

成年後見人になるために家裁に提出する
分厚い書類が
近所にあるあそこでも
手に入る事を教えてくれたのである

「それなら家裁に行かなくても
~~にあるわよ」

~~とは、この土地の地域包括支援センター
愛称のことである
地域包括支援センターって
難しい名前
「包括」と略す人もいるようですが
何をしてくれるところなのか
耳で聴いただけではわかりにくい

こんな経験をしているからか
離れて住む親の介護の事を
相談されることがある

「まずは親御さんがお住まいの場所の
地域包括支援センターがどこにあるか調べて
相談に行けば?」と
答えると

「え、なにそれ、地域ナントカって・・・」と
返されること何度か

早速A市の両親が住んでいたマンションから
歩いて10数分の所にある
地域包括支援センターへ足を運ぶ

A市では、私の住むB市とは違い
土日祝日でも相談が出来る
遠くに住む子供世代にとっては
とても助かるのではないだろうか
prodigykerokero.hatenablog.com


私も両親が健在の時には
父の身体が不自由だったので
相談に行ったことがある
事前にメールでアポをとって

元看護師というケアマネージャーに
とても丁寧に対応して頂けた

さて家裁に出す書類をもらうために
センターに着くと
社会福祉士の資格を持つ方が
待っていてくださった

私が父の成年後見人になるための書類
書き込むものと、取り寄せないといけないものがある
書き込む書類や説明書類
厚さが1~2センチはあっただろうか

一つ一つ社会福祉士が説明
私はある法律国家資格を持っていることを告げると

「その資格があるのならば
これはもうおわかりですね」と
説明をかなり省略された

もちろん省略されても理解できる

成年後見の話は
このあと3年は続くことになる
つまり父が亡くなるまで

色々とあった
本当に予想外の様々なことが

途中でもう一人、専門職の後見人が付くことに
なったりもした
全く納得のいかない理由で

この時は、後見人となった弁護士も
やはり納得がいかないと
言っていたが

裁判所には不服申し立ては出来ない
また、裁判所に理由を問い合わせても
一切教えてくれないということだった

それらのエピソードの前に
A市で書類を揃え、のちに
B市の家裁に書類を提出
その後
後見の審判が下った時の話を書こうと思う

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