老親と700キロ離れた一人っ子に起きたリアル(莉音)

一人っ子、遠方の両親が同時に倒れた。終末期医療・介護・死後事務・成年後見・「負」動産処分など。精神面や金銭面の話も書いていきます。時々脱線。どなたかの心に届きますように…

父も私も家裁に丸裸にされる・・・後見の審判へ

#71 父も私も家裁に丸裸にされる・・・後見の審判へ

父のような寝たきりの人は
意思表示も契約書にサインもできない

父の成年後見人になるということは
父の財産管理と身上監護をするということだ

成年後見人は
法人でもよい、複数居てもよい

今回は私一人で
父の成年後見人を務めるための
手続きである

父の成年後見人になるために
家裁に提出する書類

記入が必要な書類と
集めなければならない書類
合わせると、とても多い

市役所や本籍地のある役所
法務局・・・とにかく書類集めが大変

これらの書類には
通帳のコピーも含まれる

年金はもちろんのこと
父の経済状況が全部丸裸にされる

勿論娘である私の素性も明かす
使い込みや不正をしない人間であることを
家裁にわかってもらうために

そしてなぜ私が父の後見人にならなくては
いけなくなったのかも詳細に書き込む

遠方の両親がほぼ同時期に倒れて
母が急逝、父は寝たきりに

母の様々な契約を解除するために
本来、配偶者である父がやるべき手続きがある
しかし、それが出来ないから

私は一人っ子
持ち家はじめ、財産は殆どない
無いどころか
母が、母の父、つまり私の祖父から相続した
田舎のC市の古家
住めないどころか、全く売れない
固定資産税やブロック塀などの修繕費が出ていくだけ
地震や災害で壊れて、他人に危害を与えるリスクも大きい
「負」動産を抱えている

その古家も
母が亡くなって
母の法定相続人である私と父で
法定相続分、つまり二分の一ずつ
相続した

ちなみに相続登記は自分でやった
それも一応、父の財産になるので
登記の証明を出す

家裁に提出する書類
A市とB市では、やや形式が異なった
(異なる都道府県だからかな)

A市で貰った書類に記入して
提出はB市の家裁、後見の審判をするのもB市の家裁
これでも大丈夫であった

後見の審判を受けるために
一人で家裁へ足を運んだ

家裁の個室で
温かい笑顔の女性との面談が始まった

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