老親と700キロ離れた一人っ子に起きたリアル(莉音)

一人っ子、遠方の両親が同時に倒れた。終末期医療・介護・死後事務・成年後見・「負」動産処分など。精神面や金銭面の話も書いていきます。時々脱線。どなたかの心に届きますように…

涙と祈り

#29

#27の続きです。
prodigykerokero.hatenablog.com


悲劇の連鎖 - 父の病気、母の死、そして納骨の旅 - 老親と700キロ離れた一人っ子に起きたリアル(莉音) (hatenablog.com)

あらかじめソーシャルワーカーのSさんには、
12/15にC市へ納骨に行きますと告げてあったため、
移動が効率的に出来るように、転院を調整してくださったのだ。

ちなみにA市からC市までは1000キロ以上はある。
通常は飛行機で移動する距離だ。

しかし、これをB市の自宅にいる夫に電話で告げたときに、
またもや暴言を吐かれるのである。

・・・・・・・
こちらは普通の状態ではない。
一番寄り添って欲しい人に寄り添ってもらえない悲しさ。

暴言の内容は、この時に限らず酷すぎる文言。
メモしてあるものも沢山ある。何かの証拠になればと。

いわゆるモラハラをする男性というのは、
支配欲、出世欲、性欲、社会の中での承認欲求・・・
特にこれらが自分の理想とは、かけ離れた状態に置かれていることが
多いと感じる。

それらの欲を満たすための、代替的な手段もとれず、
かといって、心の器でそれを受け止める事も出来ない。

そのイライラ、不満の行き先が見つからず、
身近にいる「弱そうな」女性に
暴言が向けられるのだろう。
どんな些細な事でも、理不尽に突っかかてくるので、
こちらは毎日泣きそうになりながら対応するしかない。

または対応しなくても支障のないことには、
黙り込むしかない。
何も言いたくなくなる。言えなくなる。

日常生活のことなら、それでもやり過ごせるが、
この時は緊急事態、
進めていかないといけない義務が沢山あった。

もし、ちょっとでも、何気なく言葉を発したとしても、
相手は変な理論で「自分が絶対に正しい」と
暴力的な発言で自分の理不尽さを認めさせようとする。

要は自己中心的で、人間が小さいということだ。
または大人の発達障害的な何かも潜んでいるのだろう。
一種の病気かもしれない。

特に、両親を同時に失って、きょうだいもおらず、
近くに親戚もいない私。
(父はまだ生きてはいるが意思疎通は出来ない状態)

普段より感情を表すしかなかった私は
格好のターゲットだったに違いない。

モラハラする人は、
相手が感情を普段より表すと
その人の限界が見えたと勘違いして、
攻撃に走るらしい。

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この本が参考になった。

私は毎晩、
自分の部屋の机に置いた
母のお骨を少し納めた有田焼の小さな骨壺と
母の遺影の前で
「お母さん、私はどうしたらいいの?」
「お母さん、助けて」と叫びながら
声を出して一人で泣いていた。