老親と700キロ離れた一人っ子に起きたリアル(莉音)

一人っ子、遠方の両親が同時に倒れた。終末期医療・介護・死後事務・成年後見・「負」動産処分など。精神面や金銭面の話も書いていきます。時々脱線。どなたかの心に届きますように…

発達障害との向き合い方:心の傷は一生治らない

#44 これは早く気づくべきだった?

ちょっと小休止。
最近、友人Aさんと話していると
その方の関わる組織に、
とても高圧的で、
自分だけのおかしな理論を持ち出して
論破しようとする

圧力をかけて、攻撃をしてきたり、
人により態度を変える人がいると。

別の友人Bさんが言っていた「あの人」と同じだ!と
ピンときた。
私の周りにも居る。そして一番身近にも・・・

Aさんが、これじゃないかな?と
尊大型のASD
youtu.be


自分が「正常」でそれらの人がおかしいというつもりはない。
みんな、何かしらの「おかしさ」はあるものだと思うから。

また、相手の嫌な点に気付くのは、
自分にもその嫌な点が多少なりともあるから、
そこに気付くのだと思うから。

ただ、その「おかしさ」が、度を越えてしまうと
相手に恐怖感を与える。
モラハラにも繋がる。
結果、人が離れていく。
打算的に付き合う人以外は。
(夜のお仕事の女性とか?)

結婚して2年目、こんなことがあった。

初めての転勤を命じられた。
当時住んでいた土地も、まだ2年しか住んでおらず
馴染みのない土地。
転勤を命じられてから10日ほどで
すべてを完了しないといけない。
転勤先は、800キロほど離れた田舎。
不安倍増・・・

まだ転勤に慣れていない私は、
もう胃がキリキリ。
夫は引継ぎなどで忙しく、毎晩深夜帰り。
荷造りなどはノータッチ。

ある日
「仕事のパートナー会社の皆さんが、
妻の事を見たいと言ってるから、明日のパーティー
来てよ」と呼び出される。

私は胃痙攣を起こしていた。
(それよりも、10日で転勤しないといけないので、
各種事務作業や荷造りで、毎日へとへと、時間もない)

胃痙攣、経験したことのある人ならわかると思うが、
普通の痛みじゃない。
やっとの思いで、一人で、這うようにして病院へ。
(そこでもひと悶着あった。慣れない土地なので最初は
よろしくない病院へ行ってしまった。ネットもまだない)

病院で注射をされるまでは、
痛い、痛いと叫ばないとやってられない痛み。

しばらくするとまたすぐに痛くなる。

「胃痙攣で胃が痛くてしかたないの。
行けないわ。ごめんね。○○さんにもよろしくね」

・・・って、普通はこれで済むと思いますよね。

ところが・・・

「なんで来れないんだ!
莉音は、俺の気持ちを全然わかってない!」って
激怒し始めた。

私はこの集まりにいらしていた○○さんに
個人的に電話をして謝りましたが
「それじゃ、仕方ないね。お大事にね」でしたよ。

夫が激怒した時点で気づけばよかったんです。

この人、おかしい、って。
当時は、大人の発達障害という概念もまだ知らず、
ショックを受けただけで終わりましたが、

いま振り返ると、一種のASDでしたね。
共感力に欠けすぎている、
相手の立場にたって物事を考えられない。

相手を下に見る
よって自分より「出来る(と思っている)」人や
自分が持ってない特性を持つ人への嫉妬が酷い

主張が強すぎて相手に知らぬ間に攻撃的になる
自分の意に沿わないと、激高する
(その際は、おかしな自分中心の理論を持ち出すことが多い)

しかし、相手が自分がお気に入りの女の子だったり、
自分の立場を脅かさない、嫉妬の対象にはならない人には
激高しない。

きっとこの問題、
特にアイスクリーム課題の意味がわからないのでは?
論理的思考力があれば、ASDでも問題自体は解けるとは思うが、
イマイチしっくりこないかと。

youtu.be


こういう大人の発達障害を抱えている人は、
本人に何か不満がたまると、
その不満を発散させたい気持ちが、必ず身近な人にぶつけられる。
それがモラハラというのかも知れない。
心の暴力である。

スポーツや趣味や遊び
で発散出来ないのだろう。
気晴らしの手段がないのだろう。

テレビを一緒に観ていても、
こっちがじーっと観ているのに、
勝手にリモコンでチャンネルを変えちゃうのもそうなのか?

最近はテレビ自体をあまり観ないが、
以前は、一緒にテレビを観ていても、
いつチャンネルを変えられるかと
落ち着いてテレビを観られなかった。

ニュースなどで観たい話題になった時には、

「今、観てるから変えないで!」と
イチイチ言わないとダメだった。
(これ、ホント。発達障害の人に付き合うって大変)

今思えば、かなり前から、違和感あったんだな。
だから、両親同時に倒れた時、
一番悲しく辛かったのは、
配偶者の心無い発言、振る舞い。

両親が亡くなるのは、
「いつかそうなること」であるので、仕方ない。
もちろん同時に訪れたのは悲し過ぎたけど。

でもね、心の傷は、一生治らないよ。