老親と700キロ離れた一人っ子に起きたリアル(莉音)

一人っ子、遠方の両親が同時に倒れた。終末期医療・介護・死後事務・成年後見・「負」動産処分など。精神面や金銭面の話も書いていきます。時々脱線。どなたかの心に届きますように…

両親同時に倒れたことを、どうやってお知らせしたか?

#35 両親同時に倒れたことを、どうやってお知らせしたか?

さて、ここで小休止。
両親同時に倒れた場合、そして一方が急死したケース。
喪中のお知らせなど、どうしたのか?

私の場合、11月の始めに父倒れる
その後すぐ、私がB市に戻ろうとしていた前夜に
母が倒れて、3日後に急逝。
父はこの時点では意識戻らず。先行き不安。

私が喪中はがきを送れるわけがない。
そもそも、送り先リストがない。
そんな暇も、全くなかった。
人が死んだら108の手続きがあるのだ。
更に父の看病も。
暴言への対応も。

葬儀に来てくれた人、また母の死を知っている人は、
その年の年賀状は出さないと思う。
よって、年賀状が来た人は
両親が倒れたことや母の死を事を知らない人たち。

年が明けて、悲しい事に
両親あての年賀状がたくさん届く。

数百枚は出していたと聞いていた。
届いた枚数も200枚は超えていたと思う。
人と人のご縁をとても大切にしていた両親。

私は、年賀状の差出人の住所氏名を
挨拶状の宛名欄に手書きで書いて、
挨拶状を送った。
もちろん、裏は印刷。

ただでさえ、
葬儀に来れなかった人から、
お悔みの電話や手紙がたくさん届く、
香典やお供えの品も。

そして父が倒れたことを知った人からは
見舞いの品や見舞金も届く。

これらに一人で対応しながら、
お礼状を出したり、
香典返しや返礼品を送ったり・・・

死後事務も、父の搬送の手配なども・・・
一冊ノートを作り、記録しながらこなした。
こんなの自分が高齢になってからでは
絶対に無理。

また、フルタイムで仕事をしていたら絶対に無理。
特に、700キロの間を往復しながらなんて。

幸い私は、仕事が忙しくはない時期と重なった。
とはいえ、
フルタイム勤務ではないが、
職場には迷惑をかけた。
フルタイムだったら、退職か
制度があれば休職せざるを得ない状況。

職場のみなさまの温かい配慮には感謝している。